偽造防止技術~現在発行されているお札~

現在発行されているお札(E券)に施されている様々な偽造防止技術を、4つの判別方法に分けてご紹介しています。

「さわって」わかる偽造防止技術 「すかして」わかる偽造防止技術 「傾けて」わかる偽造防止技術 「道具で」わかる偽造防止技術

「さわって」わかる偽造防止技術

お札を触って判別できる技術です。

深凹版印刷

お札の肖像部分などの主な図柄は、凹版印刷という印刷方式が使われています。
料額や日本銀行券という文字には、特にインキを高く盛り上げる「深凹版印刷」が使われ、触るとざらざらした感じがあります。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券
  • D二千円券

識別マーク(深凹版印刷)

目の不自由な方が指で触って識別できるように、深凹版印刷によりざらつきを作っています。
券種識別を行いやすくするため、識別マークは、券種によって形状が異なっています。

  • かぎ型(E一万円券)
  • 8角形(E五千円券)
  • 横棒(E千円券)
  • 点字の「に」(D二千円券)
 

深凹版印刷                        識別マーク

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「すかして」わかる偽造防止技術

お札を光に透かして判別できる技術です。

すき入れ(白黒すかし)

すき入れは、紙の厚さを変えることによって表現する偽造防止技術で、「すかし」とも言われます。日本のすき入れは、白すかしと黒すかしを組み合わせていて、濃淡の差を美しく表現できます。
現在発行されているお札には、表面の肖像と同じ、「福沢諭吉」、「樋口一葉」、「野口英世」、「沖縄守礼門」のすき入れが施されています。

  • E一万円券(福沢諭吉)
  • E五千円券(樋口一葉)
  • E千円券(野口英世)
  • D二千円券(沖縄守礼門)

すき入れバーパターン

用紙に棒状のすき入れを施したもので、透かして見ると、一万円券は「3本」、五千円券は「2本」、千円券は「1本」の縦棒が見えます。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券

すき入れ                         すき入れバーパターン

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「傾けて」わかる偽造防止技術

お札を傾けることで判別できる技術です。

ホログラム

角度を変えて見ることにより、額面数字、日本銀行の「日」の文字をデザイン化したもの及び桜の画像が見えます。

  • E一万円券
  • E五千円券

潜像模様

お札を傾けると、表面には額面数字の「10000」、「5000」、「1000」、「2000」が、裏面には「NIPPON」の文字が浮かび上がって見えます。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券
  • D二千円券

潜像パール模様

お札を傾けると、角度によって表左下にパール印刷による「千円」の文字と、潜像模様による「1000」の数字がそれぞれ浮かび上がります。

  • E千円券

パールインキ

正面から見ると見えませんが、お札を傾けると、お札の左右両端の中央部にピンク色の光沢が見えます。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券
  • D二千円券

光学的変化インキ

お札を傾けると文字が青緑色から紫色に変化して見えます。

D二千円券(お札を傾けると文字が青緑色から紫色に変化して見えます。)

ホログラム                        潜像模様

潜像パール模様                       パールインキ

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「道具で」わかる偽造防止技術

ルーペやブラックライト(紫外線)などのかんたんな道具を使って判別できる技術です。

マイクロ文字

カラーコピー機では再現が困難な微小な文字で、「NIPPONGINKO」というマイクロ文字が印刷されています。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券
  • D二千円券(表面)

特殊発光インキ

紫外線を当てると、表面の印章(日本銀行総裁之印)や表裏面の模様の一部が発光します。

  • E一万円券
  • E五千円券
  • E千円券
  • D二千円券

マイクロ文字                       特殊発行インキ

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その他

こうした人が簡単に偽造券を発見できる技術のほかにも、コピー機やスキャナ等を使った偽造券の作成を困難にする技術、機械読み取りを狙った偽造に対し有効な技術など、お札にはたくさんの偽造防止技術が盛り込まれています。
そして、万が一偽造されたとしても、それが必ず偽造券であることをつきとめることができるようになっています。 こうした技術は、機械処理における真偽判別の手段としても重要で、現金取扱機器の多い日本の流通環境を支えています。

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旅券(パスポート)、印紙、郵便切手など、公共性の高い製品にも国立印刷局の技術が生かされています。

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