お札の技術の部屋 お札ができるまで

お札の偽造(ぎぞう)防止技術

お札には、かんたんにマネされないための偽造防止技術(ぎぞうぼうしぎじゅつ)がたくさん使われています。さわって、すかして、かたむけて、道具でわかる、それぞれの技術をご覧に入れましょう!

さわってわかる

凹版印刷(おうはんいんさつ)

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札
  • 二千円札

お札をさわると、ふつうの紙とは違うのがわかりますか?

たしかに、ザラザラした感じがありますね。

インキがとくに高くもり上がる「凹版印刷」(おうはんいんさつ)という印刷方法で作られているからです。この方法によって、お札らしい独特の手ざわりが生まれるのです。

  • 凹版印刷
  • ふつうの印刷

識別(しきべつ)マーク

  • かぎ型一万円札
  • 8角形五千円札
  • 横棒千円札
  • 点字の「に」二千円札

お札の表面の左右下には、ざらざらしたマークがあります。これは「識別マーク」といって、目の不自由な方が、指でさわってわかるように、それぞれ形を変えています。

すかしてわかる

すき入れ(白黒すかし)

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札
  • 二千円札

お札を光にすかしてみてください。真ん中に人の顔が見えますよ。(二千円札は守礼門)これを「すき入れ(白黒すかし)」といいます。これは、紙の厚さを変えることで表現されていて、「すかし」とも呼ばれます。

明るい光にかざすとよく分かりますね。まるで写真のように立体的に見えます!

すき入れバーパターン

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札

右側には、このようなすき入れバーパターンがあります。

たしかに!タテの棒が見えます。一万円札は3本、五千円札は2本、千円札は1本ですね。

かたむけてわかる

ホログラム

一万円札
一万円札と五千円札の表面左下に注目してください。ホログラムはかたむけると3つのもようがキラキラと変化して見えます。

潜像模様(せんぞうもよう)

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札
  • 二千円札

お札をかたむけると、表には数字が、裏にはNIPPONの文字がうかび上がります。潜像模様(せんぞうもよう)といいます。

※千円札の表には潜像パール模様があります。

パールインキ

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札
  • 二千円札

お札をかたむけると、表面の左右にピンク色の光沢(こうたく)が見えます。

さわったり、見る角度を変えるだけで、これだけのことがわかるのですね!

道具でわかる

マイクロ文字

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札
  • 二千円札

今度は虫メガネを使って見てみましょう。と~っても小さなマイクロ文字で、NIPPONGINKO(ニッポンギンコウ)と印刷されているのがわかります。

特殊発光(とくしゅはっこう)インキ

  • 一万円札
  • 五千円札
  • 千円札

紫外線(しがいせん)をあてると、表の印章(はんこのようなマーク)と、表面と裏面のもようの一部が光ります。特殊発光インキといいます。

どれもカラーコピー機などではマネできない、特別な技術ばかり。

そう!とても大切なものだからこそ、お札にはこれだけたくさんの技術が盛り込まれているんです。その目的は、かんたんにマネされないこと!そして、万が一マネされても、本物とすぐに区別ができるようになっています。

おおとり丸の一言 国立印刷局が作っているお札は、1年間で約30億枚。ほかにもヒミツの技術が使われていて、日本のお札は世界でもニセ札の発見が少ないといわれています。

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