お札の技術の部屋 お札ができるまで

お札のできるまで

お札は、紙から印刷まで、すべて国立印刷局の工場で作られています。お札がどうやってできるのか、いっしょに工場を探検しましょう!まずは、お札の紙ができるまで。ポイントは、じょうぶな紙を作ることです。

  • その1 お札の紙の原料は、「みつまた」や「アバカ」などの植物です。
  • その2 これを細かく刻み、たくさんの水の中でときほぐします。
  • その3 強い紙にするために、すりつぶし、せんいをよ~くからませます。
  • その4 きれいな紙にするために、よけいなものを取りのぞいたら・・・
  • その5 薬と混ぜ合わせて、紙のもととなる「紙料(しりょう)」ができました。
  • その6 紙料を網(あみ)の上に流して、うすい紙の層を作ります。「すき入れ(白黒すかし)」も、この時に作られます。
  • その7 かんそうさせて、大きなロール状に巻きとります。
  • その8 決められたサイズに切り分けて、シート状にします。
  • 完成!機械で枚数をぴったり数えたら、次は印刷です!

おおとり丸の一言 たくさんの人が触って、折りたたんだり、水にぬれることもあるお札。特別な配合で、じょうぶな紙が作られているのですね。


さて、次はいよいよお札の印刷です。ポイントは、特しゅな印刷技術で、ニセサツを作らせないようにすることです。

お札のデザインが新しく変わるときには、原図・原版づくりからはじめます。
工芸官というデザインや彫刻をする専門の人が、筆と絵の具を使って、お札のもとになる絵を描きます。
ビュランと呼ばれる彫刻刀(ちょうこくとう)を使って、銅板の上に点と線だけで細かくほっていきます。
まわりのもようはコンピューター技術を使ってつくります。

印刷するための版面(はんめん)をつくります。強い圧力をかけて印刷するので、メッキをかけてじょうぶにします。
いろいろな種類、色のインキをつくります。
  • その1 裏、表の順番で図柄を印刷します。1枚のシートに、20枚のお札が印刷されます。
  • その2 一万円札と五千円札の表に、ホログラムをはります。
  • その3 表にアルファベットと番号を組み合わせた記番号(きばんごう)と、朱色の印章(いんしょう)を印刷します。
  • その4 決められたサイズに正確に切り分けます。
  • その5 専用の機械で検査して、1000枚の束に仕上げます。
  • フィルムに包んで、完成です。こうして、お札は国立印刷局から、日本銀行に納(おさ)められます。

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