デザインが仇(あだ)となった 第3次昭和切手 10銭の解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

デザインが仇(あだ)となった 第3次昭和切手 10銭

デザインが仇(あだ)となった 第3次昭和切手 10銭

 終戦直前の昭和20(1945)年5月に発行された普通切手です。
 戦時下では、切手は軍費調達やプロパガンダに利用されていました。本資料も「敵国降伏」の文字を大きく掲げています。しかし、終戦後は一転、GHQに対し刺激を与えるのではないかと問題視され、マッカーサー元帥の着任する8月末までに在庫のすべてが焼却処分されました。当時、封書用に使われていた主要な切手でしたが、3か月ほどしか使われませんでした。
 軍国主義や神道などをモチーフとした戦時中の普通切手は数多くありましたが、それらは昭和22年8月末をもってGHQが禁止とするまで使えました。本資料は唯一、日本側の判断によりいち早く姿を消すこととなった切手です。

発行年 昭和20(1945)年
技 法 オフセット印刷
サイズ H25×W21mm

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