ドイツ製の日本のお札 新紙幣(ゲルマン紙幣) 10円

各収蔵品の解説をご紹介します。

ドイツ製の日本のお札 新紙幣(ゲルマン紙幣) 10円

新紙幣(ゲルマン紙幣) 10円

【上】表面 【下】裏面

 日本初の近代的な印刷のお札です。当時、日本にはまだ偽造防止のための近代的な印刷技術はなく、ドイツの印刷会社に依頼して製造したため「ゲルマン紙幣」と呼ばれます。
 この10円券の表面は、黒色で凹版印刷された主模様と、青色で凸版印刷された地紋が組み合わされています。凹版による細密な絵柄と、凸版による色鮮やかな地紋の重ね刷りは、ヨーロッパで発達した近代的なお札の印刷方式です。様式は縦長で、絵柄には鳳凰と竜、菊花紋章などが描かれており、和洋折衷の外観が日本のお札の近代化の過程を示しています。

発行 明治5(1872)年
製造地 ドイツ
サイズ H137×W89 mm

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