解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

写真が貼られたお札 大坂為替会社紙幣 金1両

収蔵品画像

【左】表面 【右】裏面

 日本銀行が設立されるまで、明治時代初めには様々なお札の発行制度がありました。明治2(1869)年、政府の監督下に、民間融資やお札の発行を行うため全国8か所に設立されたのが為替会社です。日本で最初の銀行は第一国立銀行(明治6年)とされますが、「為替会社」とは「bank」の訳であり、こちらが最初の銀行と考えることもできます。
 為替会社は、各会社ごとには異なるお札を発行しました。大坂為替会社紙幣は1両から100両まで5種類あり、大きさが異なりますが、すべて同じデザインで、菊花紋のすかし入りの和紙に、桐(きり)の花や双竜などの図柄が銅凸版印刷されています。そして、監督官庁である大坂通商司の建物の写真が貼付されており、当時まだ特殊だった写真を偽造防止に利用したとても珍しいお札です。

発行 明治2(1869)年
技法 銅凸版印刷、写真貼付
サイズ H152×W58 mm

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