古今東京名所 飛鳥山かわらけなげ・飛鳥山公園地王子製紙会社の解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

古今東京名所 飛鳥山かわらけなげ・飛鳥山公園地王子製紙会社

古今東京名所 飛鳥山かわらけなげ・飛鳥山公園地王子製紙会社のイメージ

 古今東京名所は、東京の各名所の今昔を比較する趣向の版画で、明治10(1877)年に発行されました。このような多色木版画は、幕末から明治初期にかけて多く製作されています。作者は、三代歌川広重。幕末に活躍した絵師の歌川広重の門下です。
 題材の飛鳥山は、東京都北区王子にあり、桜の名所として有名な場所です。上には、江戸時代に盛んだった厄除(やくよけ)のかわらけ投げの様子が、下には、明治6(1873)年に創立された王子製紙会社の工場を遠景に望む風景が描かれています。
 王子は、印刷局も明治9年に製紙工場を構えたことから、近代製紙産業発祥の地といわれています。

作者 三代歌川広重
発行 明治10(1877)年
技法 多色木版画
サイズ H360×W240mm

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