錦絵  東京名所   常盤橋内紙幣寮新建之図の解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

東京名所 常盤橋(ときわばし)内紙幣寮新建之図

錦絵 東京名所 常盤橋(ときわばし)内紙幣寮新建之図のイメージ

明治初期、新しい首都・東京に建設された西洋風の建物が多くの錦絵に描かれました。これもその一つで、描かれているのは紙幣寮(現・国立印刷局)の印刷工場です。お雇い外国人建築家の T. ウォートルスと C. ボアンヴィルが設計と工事監督を担当し、東京・大手町に設置された大蔵省庁舎の隣接地(常盤橋の皇居側)に、明治9年に竣工しました。当時は珍しい赤レンガ造りの大建築で、ここに欧米製の製版・印刷機械がすえ付けられ、お札や切手など日本の近代的な証券印刷物の製造基盤が形づくられました。

作者 三代歌川広重
発行 明治10(1877)年
技法 多色木版画
サイズ 約H370×W750mm

収蔵品ギャラリー一覧ページへ