切手の偽造防止技術 田沢切手の解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

切手の偽造防止技術 田沢切手

切手の偽造防止技術 田沢切手

 明治から大正への改元に伴い、デザインが一新された普通切手です。
 公募デザインを採用した日本で最初の切手で、図案作成者の田沢昌言(まさこと)にちなみ「田沢切手」と呼ばれています。
 この切手は、発行直後の大正2(1913)年に旧切手の精巧な偽造事件が起こったため、すぐさま用紙の仕様を変更し、すかしと、赤や青に着色した木綿の繊維くずを入れることとなりました。
 用紙の偽造防止策は、その効果が高い半面、印刷適性を損います。戦後、印刷技術が向上し、用紙面での対策が不要になったことから、昭和24(1949)年発行の普通切手をもって姿を消しました。

発行年 大正2(1913)~ 昭和12(1937)年
技 法 凸版印刷
サイズ H25×W21mm

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