解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

裏面の印刷を省いた 日本銀行兌換券(だかんけん) 乙200円

日本銀行兌換券 乙200円

【上】表面 【下】裏面

 昭和2(1927)年、関東大震災後の経済混乱のなか、銀行破綻の情報が流れ、人々が預金の引き出しに殺到する取り付け騒ぎが起こりました。日本銀行は、各銀行に融通するお札が必要になり、急遽(きゅうきょ)、新しいお札の発行を決めました。
 全国の銀行が2日間臨時休業している間に、印刷局で新しいお札を製造することになりましたが、通常の印刷では間に合わないため、表面は簡易なオフセット印刷による彩紋の図柄のみ、裏面は印刷を省いいて製造しました(通称「裏白(うらじろ)札」)。こうして、不眠不休の作業の結果、お札不足の危機は回避されました。

発行 昭和2(1927)年
サイズ H72×W 123 mm

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