平成26年度 春の特集展
「富士百景~お札・切手に見る日本の象徴~」

「富士は日本一の山」。昨年6月、世界遺産登録された富士山は、日本の象徴として、また信仰の対象、名所風景として、古くから親しまれ、画題としてさまざまに描かれ続けてきました。お札や切手にも長年登場し続けているモチーフです。
富士山と一口に言っても、その描かれ方は多彩です。お札には「これぞ富士」ともいうべきおなじみの風景が、切手には、各地から見た富士の姿や、著名な画家の作品などが描かれています。なかには、一見して富士山が描かれているとは気が付かないようなものもあります。
富士山が登場するのは、お札や切手だけではありません。国公債や収入証紙*など国や地方自治体の重要な印刷物のほか、意外なところでは外国切手にもその姿を確認できます。
本展では、国立印刷局がこれまで手掛けてきた多種多様な製品に描かれた富士山の多彩な姿をご紹介します。

*収入証紙…各種の手数料等を納めるための証票で、地方自治体が発行するもの。国が発行するものは収入印紙。

日常よく見かける富士

タイトル

富士山は、普段私たちが使うお札や切手にも描かれています。一番身近にあるのは1000円札ですが、どんな風景が描かれているか思い浮かべることができるでしょうか。?と思う方は、お札の裏面をご覧ください。
一般に、お札には「国の代表」として重厚なテーマが採用されます。同時に、私たちが日常的に使うものであることから、親しみやすいデザインであることも重要です。富士山はこれに合致し、お札に長年登場し続けているのです。
ちなみに、お札に初めて富士山が描かれたのは、明治6(1873)年のことでした。
ここでは、歴代のお札、切手に描かれる「これぞ富士」ともいうべきおなじみの風景をご紹介します。

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地方で見られる富士

地方で見られる富士

各地の風物や行事をテーマとし、地方の振興を図る目的で発行されている「ふるさと切手」には、一味違った富士の風景が見られます。富士山近県では、各地で普段見られる風景の一コマとして、さまざまな富士の姿が描かれています。
同様に、地方自治体が発行する収入証紙にも、背景として、また県の「名物」として特産品とともに登場しています。
ご当地ならではの視点から、身近な富士の姿をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

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こんなところにも?富士

こんなところにも?富士

お札や切手の中には、一見してどこに富士山が描かれているか気づかないものもあります。
また、普段はあまり目にすることのない歴代の国公債、収入印紙類、さらには外国切手にも富士山は描かれており、意外なところに富士山を発見することができます。
日本を題材とする外国切手は、現在ではそれほど珍しくないものとなっていますが、こうした切手が数多く発行されるようになったきっかけは、1964年の東京オリンピック、1970年の万博、1972年の札幌オリンピックと日本が相次いで国際的イベントの開催地となったことです。外国から見た日本のイメージ、外国が描く富士もご覧ください。

 

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海外へアピールする富士

海外へアピールする富士

古来富士山は、日本が誇る美しい風景として、海外向けの製品、特に切手に採用されてきました。
大正~昭和初期の普通切手で、外国郵便用として使われたものには、必ず富士山が描かれています。
また、海外からの観光客誘致を目的に発行された各種の切手、各国との修好を記念する切手、国際的なイベントを記念する切手の多くに富士山が選ばれています。
富士山は、世界的認知度も高く、今なお変わらない「日本の顔」となっています。

 

 

 

 

 

 

 

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名画のなかの富士

タイトル

写実的な富士山だけでなく、絵画に描かれた富士山もまたなじみ深いものです。特に、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のうち、有名な「山下白雨」「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」は、長年にわたり切手上で繰り返し再現されてきました。日本だけでなく、外国切手にも取り上げられています。
また、お札、切手に用いられる技術を用いて国立印刷局が作成したすき入れ用紙や凹版画などもご紹介します。

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展示資料一覧