特別展示の見どころについて紹介しています。
この特別展示は終了しました。
工芸官作品展
~ 凹版彫刻・デザイン・すき入れの技術 ~
1. 凹版彫刻作品
お札の肖像などの主模様の原版は、直接手で彫る「直刻彫刻」で作製されます。1ミリの幅に10本以上の線を彫る精緻な技術を、実際に間近でご覧ください。
2. デザイン作品
お札や諸証券の原画(下図)を描くのがデザイン担当の工芸官です。細かい部分まで正確に描く技術が必要とされています。豊かな色彩と素材感の描写をぜひご覧ください。
3. すき入れ作品
お札に見られるすかしは、紙の厚さの階調により、透過する光量の明暗によって模様を作り出すもので、白黒すかしともいいます。一見すると、モノクロ写真のように見えますが、紙には何も印刷されていないことをご確認ください。