偽造防止技術を必要とする製品
旅券(パスポート)、印紙、地方自治体等で使用されている収入証紙、郵便切手や、住民票等に使用される証明書台紙などにも、お札(日本銀行券)の製造で培った国立印刷局の高度な偽造防止技術が採用されています。
国立印刷局では、お札(日本銀行券)と同じく諸材料等の調達から納品まで、厳格な管理体制の下で製造を行っています。
旅券(パスポート)
旅券(パスポート)は、我が国政府が国民の国籍と身元を保証する公的な証明書であり、旅券所持者が外国へ渡航する際に、外国政府に対して円滑な渡航を要請する公的文書です。そのため国際機関が規定する偽造防止対策をはじめ、我が国独自の高度な偽造防止技術を用いたセキュリティ性の高い製品です。
印紙・証紙
収入印紙や自動車重量税印紙などの各種印紙類、地方自治体等で使用されている収入証紙にも、国立印刷局の偽造防止技術が使われています。
郵便切手
郵便切手は、小さなキャンバスの中に広がる「小さな芸術品」と言われています。
国立印刷局では、グラビア印刷方式を駆使し、繊細な画線や豊かな階調の再現により、奥行きのある郵便切手を製造しています。
また、グラビア印刷と凹版印刷を組み合わせた郵便切手や見る角度によって2種類の画像(文字)がスイッチする郵便切手など、伝統と様々な技術が融合された郵便切手として、海外からも高く評価されています。