かつて存在した大手町工場の実物資料 赤レンガ

更新日:2024年1月19日

各収蔵品の解説をご紹介します。

かつて存在した大手町工場の実物資料 赤レンガ

かつて存在した大手町工場の実物資料 赤レンガのイメージ

明治から昭和にかけ、東京大手町に印刷局の工場がありました。明治9(1876)年に落成し、印刷局の基幹工場として稼働しましたが、大正12(1923)年の関東大震災に続き、昭和20(1945)年の戦災にも遭い、当時の建物は完全に失われてしまいました。
このレンガは、工場域内の建物に使われたものとして保管されてきたもので、いずれかの被災の際に採取されたものと思われます。
お札を印刷していた印刷棟は、朝陽閣と呼ばれ、赤レンガづくりの洋風建築で新東京名所として多くの 錦絵 に描かれていますが、往時の大手町工場をしのぶ実物資料は、本資料と朝陽閣の破風の上に据え付けられていた鳳凰(ほうおう)の石像のみとなっています。


サイズ

H65×W225×D105mm

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