短命のはがき 桜はがき

更新日:2024年1月19日

各収蔵品の解説をご紹介します。

短命のはがき 桜はがき

短命のはがき 桜はがきのイメージ

第二次世界大戦直後に発行されたはがきです。料額部分に桜の花が描かれています。
それまでの楠木正成のデザインが、GHQに「軍国主義の象徴」とみなされ、使用を禁止されたことから、代わりに発行されたものです。 
ところが、発行からわずか5日後にはがき料金が値上げされ、そのままでは使えなくなりました。1か月後には、新料金用のはがきも発行されたため、わずかな期間しか使用されませんでした。
紙不足のため、用紙には軍票(戦地で発行した特別な紙幣)の再生紙を使っており、所々に青いインキのあとが見えます。


発行昭和21 (1946) 年
技法凸版印刷
サイズH140×W90mm

収蔵品ギャラリー一覧ページへ

本文ここまで