特別展示

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平成28年度秋の特集展
明治の顔~キヨッソーネ、大山助一が彫る元勲の肖像

展示概要

「明治天皇御軍装」(左)
制作のため自らモデルとなったキヨッソーネの写真(右)

左写真を元に大山助一が彫刻した松方正義像


 私たちが毎日見慣れているお札の顔は、一見写真のようにも見えますが、実は精巧な版画(凹版画)です。それは、緻密な線と点の彫刻画線で構成されています。
 芸術性が高いだけでなく、偽造防止効果にも優れたお札の彫刻技術は、印刷局で独自に発展を遂げたもので、140年にわたって受け継いできた伝統技術です。その礎を築いたのは、明治初期にお雇い外国人として数々のお札の原版彫刻を担当したイタリア人銅版画家キヨッソーネと、アメリカでも技量が認められた大山助一という2人の職員でした。
 本展では、この2人の彫刻者たちが本業の傍ら制作した元勲の凹版画を一堂に展示し、併せて彫刻技術についてもご紹介します。




開催日 平成28年11月8日(火)~12月4日(日)          
開催時間 9時30分~17時
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催場所 お札と切手の博物館 2階展示室
入場料 無料

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