特別展示

平成30年度第2回特別展
お札の色・切手の色~偽造を防ぐ技と美~

展示『お札の色・切手の色~偽造を防ぐ技と美~』

印刷局のインキ事業開始の契機となったお札
明治5(1872)年


一般向けに販売したインキの色見本帳の一葉
明治10(1877)年


インキ製造風景
明治後期


 お札の独特な重厚感、小さな切手にちりばめられた彩色の美。これらを支えるのが、印刷局の特製インキです。
 お札や切手は、国の重要な印刷物であり、常時発行が続けられています。そのため、これらの印刷用インキには高い品質と機能が求められます。
 お札や切手に必要な偽造防止機能や、精緻なデザインの再現性、耐久性といった条件を満たすのが、印刷局が門外不出の製法によって開発する特殊インキであり、また、色と印刷を知り尽くした職人が編み出す特別な色なのです。
 印刷局は、明治5(1872)年、日本で初めて洋式の印刷インキを製造して以来、およそ150年にわたってインキの技術開発を続けてきました。

 本展は、明治・大正期のインキ製造を振り返り、本業はもちろん、当時手掛けた副業製品などを通じて、印刷局のインキ事業がどのように展開されていたかをご紹介するものです。現在も貫かれる印刷局製インキの使命が記された資料を始め、今回初公開となる色見本帳の全色展示、当時最高峰の技術を使った『国華余芳(こっかよほう)』の見本校正刷りなど、明治・大正期に編み出した特別なインキや「色」にまつわる資料を展示します。インキ開発・製造のプロが選ぶ現代の「色の逸品」も併せて取り上げます。
 時代を越え、連綿と続く伝統あるインキの美、多種多様な「色の逸品」をぜひ実際にご覧ください。

ちらしPDF


特別展示 開催日 平成30年12月18日(火)~平成31年3月3日(日)
特別展示 開催時間 9:30~17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日(土)~1月3日(木)、2月10日(日)
開催場所 お札と切手の博物館 2階展示室
入場料 無料

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