職員が日々、どのような思いで職務に取り組んでいるかをご紹介します。

彦根工場
印刷部　印刷第2課　印刷第4係

高等学校
総合学科　卒業

私は平成30年に国立印刷局に入局し、彦根工場の日本銀行券印刷部門に配属されました。入局してから現在まで、日本銀行券（お札）の裏面を印刷する工程に従事しています。日本銀行券は国立印刷局が製造する代表的な製品であり、決済システムの中で重要な役割を果たしています。そのため、高度な偽造防止技術が施されており、多くの人に使用されるものだからこそ、大きな責任感と強い使命感を持って日々の業務に取り組んでいます。

配属された当初は、国立印刷局が開発した日本銀行券製造用の印刷機の大きさに驚き、印刷の知識がない私にとっては不安もありましたが、教育研修制度と職場の先輩方による丁寧な指導により、印刷機のオペレーターとして、一つずつ着実に知識や技術を習得することに喜びを感じ、自分の成長を実感することができています。

現在、私は令和6年度上期に発行される予定となっている、新しい日本銀行券の製造に携わっており、「ものづくり」を通じて社会全体に貢献できることに「やりがい」と「責任感」を感じながら、明るく、楽しく、安全に作業に取り組み、自己成長を図っています。日本銀行券の製造を行う唯一の組織で、公共性の高い「ものづくり」の組織である、国立印刷局だからこそ味わうことができる充実感は、他のどの業種にも代えがたい魅力だと思います。

近い将来、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。