理事長ごあいさつ

国立印刷局のトップメッセージをお伝えします。

ごあいさつ

国立印刷局のホームページへおいでいただきまして、ありがとうございます。

国立印刷局は、決済システムの中で重要な役割を果たす日本銀行券(お札)や、法令など政府情報の公的な伝達手段である官報をはじめ、旅券(パスポート)、郵便切手、印紙・収入証紙など、国民の皆様の生活に密着した公共性の高い製品を供給する役割を担っております。前身である大蔵省紙幣司が明治4年(1871年)に創設されて以来、令和3年には創立150年を迎え、この間、高品質の製品を安定的に供給して参りました。

日本銀行券(お札)につきましては、平成31年4月9日、財務省から報道発表があり、令和6年度上期を目途に新しい日本銀行券を発行することになりました。これにより、偽造抵抗力の一層の強化が図られますとともに、ユニバーサルデザインによる券種間の識別性が向上することとなります。

また、旅券(パスポート)につきましても、令和2年2月から発給が開始されました新型の2020年旅券は、IC内の個人情報の不正読取り等を防ぐ機能を強化しているほか、偽造防止能力を高めるため、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」をデザインに取り入れています。
 このほか、郵便切手、印紙・収入証紙など、公共上の見地から高いセキュリティ性や信頼性が必要とされる製品には、私どもの偽造防止技術が使われています。

国政上の重要事項を正確かつ確実に伝達する官報につきましては、社会・経済のIT化に対応し、利用者の利便を向上させる観点から、インターネットでのサービスを充実させ、その普及に努めております。

こうした生活に無くてはならない社会インフラが円滑に機能するためには、まずは私どもが質の高い製品・サービスを提供することが必要ですが、あわせて、広く国民の皆様に国立印刷局の使命・役割や事業内容をご説明してご理解いただくことによって、私どもの業務への信頼感を深めていただくことが不可欠であると考えます。

国立印刷局は、こうした両面の努力を尽くし、与えられた使命を的確に果たすことにより、我が国の社会・経済の更なる発展に貢献していく所存です。

皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

独立行政法人国立印刷局 理事長
大津 俊哉

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