解説

各収蔵品の解説をご紹介します。

日本製の海外のお札 湖北銀元局1元銀票

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 日清戦争後、日本の海外進出に伴い、印刷局は日本のお札のみならず、清国や植民地などのお札も製造するようになりました。また、この時代は、日本の近代的な証券印刷技術が欧米並みに成熟した時代でもあります。
 本資料は、印刷局製の最初期の海外のお札で、清国(湖北省の地方政府)のものです。中国の伝統的なお札のように大きな縦長の用紙に、墨色の凹版印刷と多色の凸版印刷を組み合わせ、美しいデザインが印刷されています。双竜が銀貨を抱えた絵柄は、アメリカの証券印刷会社で活躍し、前年に帰国した大山助一による原版彫刻です。

発行地 中国(清) 湖北省
発行年 明治32(1899)年
技法 凹版印刷、凸版(地紋)印刷
サイズ H211×W134 mm

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