理事長ごあいさつ
国立印刷局のトップメッセージをお伝えします。
ごあいさつ
国立印刷局のホームページへおいでいただきまして、ありがとうございます。
国立印刷局は、決済システムの中で重要な役割を果たす日本銀行券(お札)や、法令など政府情報の公的な伝達手段である官報を始め、旅券(パスポート)、郵便切手、印紙・収入証紙など、国民の皆様の生活に密着した公共性の高い製品を供給する役割を担っております。前身である大蔵省紙幣司が明治4年(1871年)に創設されて以来、令和3年には創立150年を迎え、この間、高品質の製品を安定かつ確実に供給してまいりました。
日本銀行券(お札)につきましては、令和6年7月3日から新しい日本銀行券の発行が開始されました。新たな偽造防止対策として、高精細なすき入れ模様と最先端技術を用いたホログラムを導入し、これにより偽造抵抗力の一層の強化が図られますとともに、ユニバーサルデザインによる券種間の識別性についても向上しています。
旅券(パスポート)につきましては、令和7年3月から新型の2025年旅券の発給が開始され、ブランク冊子の製造に加えて、これまで全都道府県旅券事務所等において行われていた、旅券の作成(個人情報付与業務)についても、国立印刷局において集中的に行うこととなりました。
このほか、郵便切手、印紙・収入証紙など、公共上の見地から高いセキュリティ性や信頼性が必要とされる製品には、私どもの偽造防止技術が使われています。
官報につきましては、「官報の発行に関する法律」の施行により令和7年4月から電子化されました。社会のデジタル化への対応や利用者の利便の向上を図りつつ、国政上の重要事項等の正確かつ確実な提供に貢献しております。また、官報等で培ってきたデータ管理等のノウハウをいかし、令和7年4月からベース・レジストリ(公的基礎情報データベース)の一部について運用業務を開始したところです。
こうした生活に欠かせない社会インフラが円滑に機能するためには、私どもが質の高い製品・サービスを提供することはもとより、広く国民の皆様に国立印刷局の使命・役割や事業内容を御理解いただくことによって、私どもの業務への信頼感を深めていただくことが不可欠であると考えます。
国立印刷局は、創立以来の「ものづくり」の伝統を支える高度な製造技術と培ってきた信頼を更に高め、社会環境の変化と新たな時代の要請に対応し、国民生活の更なる発展に貢献してまいります。
皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
独立行政法人国立印刷局 理事長
河村 直樹
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