お札の歴史(明治)
更新日:2024年3月14日
慶応4年(1868)
お札の歴史
日本で初めての全国通用の政府紙幣「太政官札(だじょうかんさつ)」発行。
主な出来事
- 江戸幕府に代わり明治政府誕生
- 慶応4年9月「明治」と改元
明治3年(1870)
お札の歴史
単純な製法のため偽造券が多発した太政官札にかわる「新紙幣」(ゲルマン紙幣)製造をドイツに依頼(明治5年発行)。
明治4年(1871)
お札の歴史
「国立銀行紙幣(旧券)」製造をアメリカに依頼。(明治6年発行)
主な出来事
- 新貨条例の公布 両から円の単位、十進法採用
- 郵便制度発足
- 紙幣寮の設置
- 国立銀行条例の公布
(明治5年)
郵便料金
封書(5匁)100文
明治10年(1877)
お札の歴史
国産第1号の洋式紙幣「国立銀行紙幣(新券)」発行(キヨッソーネが日本で初めて彫刻した紙幣)。
主な出来事
郵便料金
封書(2匁・市外)2銭
はがき(市外)1銭
明治14年(1881)
お札の歴史
新紙幣に代わる初めての肖像入り「改造紙幣」発行。
神功皇后(じんぐうこうごう)像が肖像に使われたため「神功皇后札」と呼ばれた。
主な出来事
- 国会開設決まる
(第1回帝国議会開催・明治23年)
明治18年(1885)
お札の歴史
初めての「日本銀行兌換(だかん)銀券」が発行され、大黒天の絵柄から「大黒札」として親しまれる。
主な出来事
- 日本銀行設立
(明治15年)
郵便料金
封書(2匁)2銭
はがき1銭
明治21年(1888)
お札の歴史
歴史上の人物(菅原道真(すがわらのみちざね)、武内宿禰(たけうちのすくね)、和気清麻呂(わけのきよまろ)、藤原鎌足(ふじわらのかまたり))の肖像を用いた「改造兌換(だかん)銀券」が明治21年から明治24年にかけて順次発行。
主な出来事
- 大日本帝国憲法公布
(明治22年)
明治24年(1891)
お札の歴史
日本で一番大きなサイズのお札が発行される。
(改造百円券:サイズ130×210mm)
明治32年(1899)
お札の歴史
金本位制導入に伴い「日本銀行兌換(だかん)券」発行開始。
主な出来事
- 銀本位制から金本位制へ貨幣法改正
郵便料金
封書(4匁)3銭
はがき1銭5厘
(郵便料金変遷:「郵便の統計」(郵政省郵務局経営計画課編集・発行)
(『改造百円券』:日本銀行貨幣博物館・資料提供)
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