改刷に関するよくある質問にお答えします
改刷に関する
よくある質問にお答えします
改刷や新しいお札について知りたい内容がこのページに。Q&A形式で読みやすくまとめました。
Q&A
刷とは
Q改刷って何?
Aお札の絵柄、デザインを変えることを言います。日本銀行が、明治18(1885)年に第1号のお札を発行してから、53種類のお札を発行していますよ。
Qなぜ改刷をするの?
Aにせ札、つまり偽造を防止するために新しい偽造防止技術を加え、デザインも一新しています。
Q何年ごとに改刷するの?
A間隔はまちまちですが、近いところではだいたい20年ごとに変わっています。
Qどうやってデザインを決めているの?
A肖像をはじめとするお札の様式は、通貨行政を担当している財務省、発行元の日本銀行、製造元の国立印刷局の三者で協議し、最終的には日本銀行法によって財務大臣が決めることになっています。
Q肖像になる人に基準はあるの?
Aお札の肖像の選び方には、特別な制約はありませんが、おおよそ次のような理由で選定されています。

・日本国民が世界に誇れる人物で、教科書に載っているなど、一般によく知られていること。
・偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること。
こうして、現在のお札の肖像は、明治以降に活躍した文化人の中から選ばれています。
お札のデザインに肖像が描かれているのは、人の顔や表情のわずかな違いにも気がつくという人間の目の特性を利用しています。
Q今使っているお札は使えなくなりますか?
A新しいお札が発行された後も現在発行されているお札が使えなくなるという予定はありません。お札は、法律で無制限の強制通用力があることが定められています。法律上の特別な措置がとられない限り、この通用力を失うことはありません。既に発行が停止されたお札のうち、現在でも使えるお札は18種類あります。詳細は、過去に発行されたお札
(https://www.npb.go.jp/ja/intro/
kihon/kako/index.html)

をご確認ください。
の様式
Qお札の表はどちらですか?
A今まで発行されたお札の表裏の区別は、主模様がある面が表、その反対側が裏となっています。 実際には、財務大臣が日本銀行法に基づいて、発行するお札の様式を定める告示を官報にする際に、そのお札の表裏が明示されます。この告示で「表面」と表示された面が正式に表面となります。表面は、現在の一万円札、五千円札、千円札では肖像のある面で、二千円札では守礼門の図柄のある面です。
ちなみに、硬貨は年号がある面を裏と呼んでいるそうです。
Q目の不自由な人はどうやってお札を区別したらいいですか?
A銀行券の券面デザインを設計するにあたっては、視覚障がい者等の利便性についても多角的な観点から検討し、効果的な技術の採用及び設計上の工夫によって、券種識別性の向上を図っています。
具体的には、次のような券種識別性向上策を採用する予定です。
①高い識別性を有する凹版識別マークを券種毎に異なる位置に配置
②料額数字の大型化や白抜き料額文字の採用
③現行券の主体色を踏襲しつつ、券種識別性を更に高めた色彩
④隣接する券種で異なるすき入れ位置及びシルエットデザイン
⑤ホログラムの配置と形状を券種間で異なる組み合わせ 
Qお札の表裏にある印章はだれのものですか?
Aお札の表の印章は、お札の発行元である日本銀行総裁の印章で、「総裁之印」と篆書(てんしょ)体という字体で書かれています。裏の印章は、同じく日本銀行でお札の発行、回収などを担当する発券局長の印章で「発券局長」とやはり篆書体で書かれています。

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