見どころ解説(企画展)
更新日:2026年8月4日
企画展の見どころについて紹介しています。
見どころ解説
お札の正式な名前は「日本銀行券」です。日本銀行券は発行順を示すため、A、B、Cの呼び名で区分されています。令和6(2024)年に発行され
たお札は、戦後6番目に発行されたので「F券」と呼ばれます。 ふだん、何気なく使っているお札には、昔から引き継がれているデザインや、新し
く採用された技術など、よく見ると、小さくも意外な発見がたくさんあります。本展は、このような発見をご紹介する企画展です。
E及びF10000円券を見比べることで、F券にある文字の特徴が分かります。数字の大型化、漢数字からアラビア数字へ、お札の発行元である日本
銀行の表記が、日本語による「日本銀行」と「BANK OF JAPAN」の日英併記となり、誰もが使いやすくなるよう、ユニバーサルデザインの工夫が
見えてきます。
日本銀行券E10000円券
平成16(2004)年
日本銀行券F10000円券
令和6(2024)年
江戸時代から明治時代初期にかけて流通していた「山田羽書」や各藩が発行した「藩札」のかたちはたて型でした。時を経て、印刷局(当時
大蔵省紙幣局)がヨーロッパから移入した最新の技術により明治10(1877)年に発行された「国立銀行紙幣(新券)1円」で現在のよこ型の
お札になりました。お札の「かたち」が移り変わる歴史をご覧いただけます。
国立銀行紙幣(新券)
1円券 明治10(1877)年
E券からの1000円券は「青」、5000円券は「紫」、10000円券は「茶」という色味を引き継ぎ、F券でも同様の色彩となっています。 このよう
な紙幣の色分けは、海外にもその事例を見ることができます。たとえば、2002年に発行された「ユーロ第1シリーズ」がその好例です。ここで
も券種ごとに色分けが見られ、国や言語の違いを越えて、色彩により額面の識別を可能にしています。
日本銀行券F5000円券
令和6(20024)年
日本銀行券F1000円券
令和6(2024)年
体験コーナーも充実しており、企画展のテーマに合わせた体験コーナーをお楽しみいただけます。お札の肖像になりきり、記念撮影ができる
ARフォトスポット。あなたの顔がお札の肖像になります。さらに、世界に1枚だけのオリジナルお札がデザインできる「博物館オリジナルスタ
ンプコーナー」。肖像が二つあっても良いのです。理想のお札をデザインしましょう。
いつも使っているお札が、さらに身近になる展覧会です。皆様のご来場をお待ちしています。
