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芸術と技術のコラボレーション

更新日:2024年2月22日

工芸官のデザイン

国立印刷局で製造しているお札(日本銀行券)やセキュリティ製品については、「工芸官」と呼ばれる専門職員がデザインを行っています。
お札のデザインと工芸官の技術について紹介します。

アートなものづくり

匠の技が光る、緻密な肖像

肖像は、工芸官が手彫りで彫刻しています。
その画線は、1ミリの幅に10本以上の線を彫れるほどの緻密さ。考え抜かれた画線で陰影や質感をいかに表現するかが工芸官の腕の見せ所です。

和紙の伝統技術を受け継ぐ

伝統的な和紙の技術「すき入れ」がベースである「白黒すかし」。この技術は、明治12年以来受け継がれ、そのシャープさ、繊細な陰影表現で世界的にも高い評価がされています。

西洋の技術を、和の独自技術に

外国人技術者によって伝えられた彫刻技術は、現在も独自に進化しています。肖像の彫刻では工芸官がまずコンテ画を制作。それをもとに立体感を表現しています。

伝統とデジタル技術が融合

コンピュータで作製された彩紋模様は、最終的に伝統的な彫刻技術と融合し、お札が完成します。

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