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工芸官について

更新日:2024年3月22日

製品デザイン部門

製品デザイン部門では、各種製品の「原図(下図)」の作製を担っています。下図とは、偽造防止技術等の技術的要素と美的要素とが調和したデザインを指し、彫刻・線画・すき入れといった各部門の作業に必要な設計図となります。
デジタル化が進んだ現代では、見栄えだけでなく、高度な偽造・変造に対抗する機能を持ち合わせたデザインが求められています。

彫刻部門

彫刻部門では、金属板にビュランという特殊な彫刻刀で点や線を1本1本彫刻し、凹版印刷の原版の作製を行っています。
ビュランは、使用者の手の形に合うように、各々が創意工夫をして作製しています。

線画デザイン部門

お札をルーペで覗くと見えてくる色とりどりの線や図形は、国立印刷局独自の幾何学模様であり、「彩紋模様」と呼ばれています。
線画デザイン部門では、最新のソフトを用いてこれらの彩紋模様を作製したり、デザインされた下図を基に印刷原版用の画線を作り込む作業を行ったりしています。

すき入れ部門

すき入れ部門では、高い偽造防止力と芸術性を兼ね備えたすき入れを作製しています。
和紙をルーツにしたすき入れは、国内外で高い評価を得ています。

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