日本で最初の記念切手 明治銀婚記念切手

更新日:2024年3月26日

各収蔵品の解説をご紹介します。

日本で最初の記念切手 明治銀婚記念切手

明治銀婚記念切手の画像

明治27(1894)年3月に行われた明治天皇・皇后の結婚25周年の祝典を記念して発行された、日本で最初の記念切手(2銭、5銭)です。
当時、日本には記念切手の概念がなく、祝典を記念する切手を望んだ在留外国人の新聞投書によって政府が動き、時の逓信大臣黒田清隆の命で急きょ発行されることとなったものです。
祝典まで1か月を切るなか、印刷局は不眠不休で作業にあたり、通常1から2か月はかかる原版を5日で仕上げました。
当時の普通切手の約2倍の大きさで、菊花紋の周りには “IMPERIAL WEDDING 25 ANNIVERSARY”と発行趣旨が表記されています。


発行明治27(1894)年
技法凸版印刷
サイズH29×W37mm

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