見どころ解説(第1回特別展)

更新日:2024年2月1日

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特別展示の見どころについて紹介しています。

このコーナーでは、日本のお札の裏面がどのような変遷を遂げ、現在の形となったのか、お札の裏面を構成する要素(地模様、文字、図柄)を通じて解説しています。
裏面は、人物肖像を主としたデザインとなっている表面とは異なり、時代によって描かれる要素や形も様々です。また、描かれる図柄も明治20(1887)年に表面の肖像の候補者が選定されたことを機に、お札の裏面に肖像人物にまつわるモチーフが描かれるケースが出てくるものの、現在のお札の裏面には、表面とは関連性のない、日本の代表的な事物が描かれています。
時代に合わせて、移り変わっていく裏面の様相に注目してください。

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●裏面に地模様が初めて使われたお札
日本銀行兌換券乙5円
明治43(1910)年 

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●裏面の図柄が表面の人物肖像と
関連しているお札

日本銀行兌換券甲10円
明治32(1899)年 

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お札は、不特定多数の人が使うという特性上、そのデザインを通じて国内外にその国の特徴をアピールする役割を担っています。 多くの国が、偽造防止のためにお札の表面に人物肖像を描き、裏面にその国の特徴的な自然や動植物、文化などを表す図柄を描いていますが、なかには国のアピールポイントを踏まえて、表裏共通、あるいは裏面に対するデザインテーマを設定する国があります。
ここでは、日本のお札とは異なるデザインコンセプトを持つお札の数々を見ていただきます。

●表裏面共通のデザインテーマがあるお札
モルディブ 100ルフィア 2016年

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● 裏面にデザインテーマがあるお札
クウェート 20ディナール 2021年

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歴代のお札のなかには、裏面が特徴的なものがあります。
ここでは、お札の成り立ちに関わる事実や歴史の一場面を表した裏面のお札、また、裏面に施された特殊な技術などをご紹介します。

●切手の版を流用したお札
スペイン 10センタボ 1938年

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●偽造防止対策のため、裏面に外国製の証紙を
貼りつけたお札

開拓使兌換証券 20銭 明治5(1872)年 

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