見どころ解説(冬の特集展)
更新日:2024年2月8日
この展示は終了しました。ご来場ありがとうございました。
特別展示の見どころについて紹介しています。
1-1. 地方による、地方のための切手、ふるさと切手
ふるさと切手は平成元(1989)年に発行が始まった切手です。地域の名所や風物、行事などをテーマに、ゆかりのある画家が原画を手掛け、その地域の郵便局で企画・限定販売するという「地方による、地方のための切手」でした。郵政民営化後はコンセプトが一新され、地方の風物等をテーマごとに紹介するシリーズとして発行、全国販売されています。
このコーナーでは、まずはふるさと切手とはどのようなものか、なぜふるさと切手は発行されることになったのかについて解説し、ふるさと切手の代表的なシリーズを紹介します。
●最初のふるさと切手 お猿の温泉(長野県) 62円 平成元(1989)年
●代表的なシリーズ ふるさと心の風景シリーズ 第1集 夏の風景 80円 平成20(2008)年
1-2. ふるさと切手の製造技術
日本の切手は、国立印刷局と国内外の印刷会社が製造しています。国立印刷局で製造する切手の特徴に特色インキによるグラビア印刷の美しさがありますが、ふるさと切手でもそれが遺憾なく発揮されています。また、日本切手で初めての47連刷シートのような大きなシートや、変則的な形の目打ちの切手など、ふるさと切手の中でも印刷局の技術力の高さを感じられる製品があります。ここでは国立印刷局のグラビア印刷と、技術面で特徴的なふるさと切手を紹介します。
●変則的な目打ちの小型シート しまなみ海道(広島県・愛媛県) 80円 平成11(1999)年
●日本切手初の47種連刷切手 ふるさと切手・花(47都道府県の花) 47種連刷シート 62円 平成2(1990)年
1-3. ふるさと切手のモチーフ
ふるさと切手のモチーフは県の花、有名な観光地、名産品、その土地でしか見ることができないいきものなど、その種類はバラエティに富んでいます。ここでは、これまでに発行されているふるさと切手の代表的なモチーフを紹介します。
●いきものがモチーフのふるさと切手 コノハズクと鳳来寺山(ほうらいじさん) (愛知県) 62円 平成4(1992)年
●自然がモチーフのふるさと切手 奥入瀬渓流(青森県) 62円 平成5(1993)年
2-1. ふるさと切手ならではのモチーフ 祭
「祭」は、ふるさと切手の中でも躍動感あふれるモチーフであり、くり返し採用されているふるさと切手ならではのモチーフです。なぜ祭はふるさと切手に採用されてきたのでしょうか。ここでは「祭」がふるさと切手のモチーフとしてどのような役割を果たしているのかについて考えます。
下水流臼太鼓(しもずるうすだいこ) (宮崎県) 80円 平成8(1996)年
鳥取しゃんしゃん傘踊り (鳥取県) 80円 平成8(1996)年
くり返し切手に採用される祭 仙台七夕まつり
東北の夏まつり 仙台七夕まつり (宮城県) 80円 平成11(1999)年
地方自治法施行60周年記念シリーズ 宮城県 仙台七夕まつり 80円 平成25(2013)年