石版印刷による書跡集 朝陽閣帖
更新日:2024年1月18日
各収蔵品の解説をご紹介します。
石版印刷による書跡集 朝陽閣帖(ちょうようかくじょう)
能筆家の書跡を手本や鑑賞用に模写したものを法帖(ほうじょう)といい、それは石に刻まれ、さらに拓本にもされることがありました。朝陽閣帖はその拓本を印刷したものです。当時、東京大手町にあった印刷局の工場が朝陽閣と呼ばれており、それを冠した名称がつけられています。書道の手本として有名な千字文(せんじもん)や書聖・王義之(おうぎし)の書などを収めた帖がつくられました。
この朝陽閣帖は、複数の帖を一つにまとめたものや、異なる装丁のものがつくられています。印刷局ではこれを販売し、名筆を手軽に鑑賞できる機会を広く一般に提供しました。
発行 | 明治17(1884)年 |
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サイズ | H310×W157ミリメートル |
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