見どころ解説(令和元年度秋の特集展)

更新日:2024年1月31日

令和元年度秋の特集展
改元と歴代天皇~印刷局の逸品から~
見どころ解説

この展示は終了しました。ご来場ありがとうございました。

1. 改元と官報


令和改元 官報(部分) 平成31(2019)年4月1日

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本年4月1日、日本中が注目した出来事がありました。新元号「令和」の発表です。
当日は、官房長官により墨字の額が掲げられ、「令和」が周知されました。また、官報には「元号を改める政令」が掲載されました。
官報は、創刊以来140年にわたって、「国の情報紙」として法律や政令などの重要な事項を公布しており、国の公式記録としての役割も担っています。
ここでは、創刊以来国立印刷局が製造してきた歴代の官報の中から、改元や重要な皇室事項などを掲載した特別な官報を取り上げ、ご紹介します。

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2. 天皇と記念切手


天皇陛下御即位三十年記念切手 平成31(2019)年

記念切手には、国の一大行事を広めて記録する目的があります。今ではさまざまな種類の記念切手がありますが、当初は、皇室関係と国の重要な行事に限って発行されていました。日本で最初の記念切手も、明治天皇の銀婚を祝したものです。
ここでは、日本の記念切手のルーツでもある「天皇にまつわる儀式や行事を祝い伝える切手」を取り上げます。そのデザインからは、儀式に用いる絢爛(けんらん)豪華な道具や、天皇の礼服の色・模様などを知ることができます。
およそ150年前から切手の製造に携わってきた印刷局の技術力にもご注目ください。独自に調合した特色(固有の色)と精緻な印刷による極彩色、極小の美をじっくりご覧ください。

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3. 天皇と印刷局


『孝明天皇紀附図』 「弘化四年九月二十三日即位図 南殿(なでん)」(部分) 明治39(1906)年

印刷局では、お札や切手などの重要製品に欠かせない高度な製紙・印刷技術の研究開発、実用化を続けています。こうした独自技術を最大限に活用し、献納品や宮内庁からの受注品のほか、技術練磨を目的に天皇にまつわる試作品等も製造してきました。
ここでは、初公開を含む歴代天皇の肖像画やすき入れ紙など、印刷局でしか見ることができない選りすぐりの逸品をご紹介します。


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